金山神社(かねやまじんじゃ)

 江戸時代に火防(ひよけ)・火伏(ひぶせ)の神として広く信仰された秋葉権現と合祀し、金山権現社と名乗ったようですが、明治になり神仏分離の際、別当寺であった泉蔵院と分離し、金山神社に改めたと言われています。
 明治末期に栗木神社に合祀されましたが、1947年には旧土地に戻した際、当時この地域が「矢部野」だったため矢部野神社とし、集落の鎮守となったそうです。
 1957年に現在の社殿に建て替えられたのを機に、「金山神社」となりました。

 祀られている神様は金山彦神(かなやまひこのかみ)といい、イザナミが火の神カグツチを産んだときに火傷をし、病み苦しんでいるとき、その嘔吐物(たぐり)から化生した神様で、鍛冶や金工職人など金属に関わる職能の神様です。
 他にも金山比御名神(かなやまひめのかみ)/天照大神(あまてらすおおかみ)/素戔嗚尊(すさのおのみこと)/宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が祀られています。


神奈川県横浜市磯子区洋光台3-35-10(JR京浜東北根岸線 洋光台駅より徒歩約 9分)